12A シングルステレオ

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2019/03/08記載

JA1QLY殿から大量に真空管をいただいたので、何か作らなくては
ということで、ちょうど並四ラジオなど修理依頼があり そのラジオで
12Aが使われていることもあり、また QLYさんからのいただきものに
12Aが3本入っていたので作りました。
実質制作には4日程度 部品手配から届くのに時間がかかった。
情緒にこだわり 回路にはこだわらずなのである!!?

そもそも、性能が悪い真空管に忠実度など求めたところで無駄な努力なのである。
昔の
ひずんだ音で50年代60年代の音楽を聴く これがコンセプト。
懐古主義ならば 音も 同様

しかも 電源トランス、整流管など金がかかるものは使わない。
DC12Vで車で船でも使えるものにする。 つまり 昔と同じ 音が大きくなればいいのである。
音楽などは情緒マシーン いくら音がよくてもエモーションに絡まない。
からむのは太古の昔 イカサマ ラジオで聞いたあの音 傷の入ったレコード、雑音の入ったアンプ
それが 1950年生まれの  青春 せいしゅん (この真空管の) だべ!! おれもだ!!


<音質>
私にとって
これほど馬鹿らしい評価はないと思ってます。
(人間が オートマトン ならいいのだが。)

小生の耳は年の割に10KHz以上を聞き分ける性能ですが、スピーカーを変えたとき
以外に音質の違いを感じたことはありません。 コンデンサーやら配線、真空管 抵抗など変えると
音がよくなるといった経験はありません。
よほどいい加減なアンプ以外大差なしと判断。 段間カプリング 積層セラミックを使います。
安くて高周波特性がよい 無線機によく使うので気に入ってます。色もブルーでかっこいい。
コンデンサーの違いを聞き分ける耳のない人は、値段と色で決めましょう。

このアンプの音質はロールスロイスのごとし
             音質、見栄え 年寄が聞くのに十分である。

DCDCが運よく±200V以上出てしかも100mA 1400円なるものがアマゾンで売ってた。
騙されたと思って買ったら、非常に良かったということでした。
音質などにこだわるととんでもなく湯水のようにお金がかかるが、昔の音の探求
では知れたものです。 良い音で昔の思い出は蘇らない? 鴨 。
回路について特別説明することもないのですが

やはり 電源はちゃんと平滑回路を設置したほうがよかったです。
のこぎり波の残党がオシロにでましたが、音としては聞こえない。
(精神的なもんだいが大きい)
気になるので 平滑回路をもうけたというわけです。
ただそれだけのこと。
直熱管用のバランサーなど使わず固定バイアスにしました。
(カソード パスコンなしだから音が良い?)
分圧抵抗2個で終わり それで充分 電流に余裕あればなくてもいいのですが
フリーにすると15mAもながれ ちょっと電源が心配になったので
保険を掛けました。
トランスは ラジオ少年 1W用を使いました。 結構いいものらしく音がよくなって
しまった。  残念というかなんとも  うれし!!
昔のHI-FI ステレオになったのでした。
大きな音だしたければ DCDCは300Vぐらいまであがるので可能ですが
1950年生まれの12Aじいさんには酷なのでP130Vぐらいにしました。
なんせ VR 一個で自由に電圧変えられるので 便利です。
一度おためしあれ。

大きなアンプの時代は終了しました。 これでも20W近く食います。
ノートPCと同じぐらい、貧乏人はこのぐらいがよろし。
質問その他あれば 当方まで TOPページにアドレスあります。





以上

これ以上簡単にしようがない回路
直線性の追求等は測定器のための理論か販売会社のプロパガンダ
人間の耳ではひずみ5%も0.05%でも区別できません!!
(酔っ払い爺のたわごとです)

実際には12V1.4Aの消費電力になりました。
ただし、平均値 
MAX4A突入電流が流れます
ひ弱な電源は まったく お手上げになります。
対策としてヒータ回路の定電流化を検討中

左隣は電池管 Final 3S4 ステレオ

高級電力増幅真空管  (昭和30年ごろは)

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アンプ作りが趣味ではなく 音楽を聴くのが趣味です。

アンプ作りは最小限にしたい。 できるだけ簡単に 整流菅等使ってる暇はない!!
高性能DC-DCでなんの問題はない。バイアスもDC-DC負電源でOK カーソード抵抗なし。
今、
20W消費し0.2W出力 むかし A級アンプ600W消費 出力 60W どちらも超贅沢なアンプだ。 

12AX7 と 12AU7&12AT7について<参考意見>
この回路で差し替えても全く分かりませんでした。

オウディオの簡単な回路の場合は全く無関係といっていいでしょう。
確かに測定器で計測すれば相違はでますが、人間は測定器ではありません。
所詮ひずみ率が一桁の真空管で数%以下のひずみをいじくりまわして無意味な感じもします。
小生は自分の耳に心地よい音が良い音で オシロで見た感じとは相当違います。
増幅率の関係でも測定値の数値と耳の感触では大差があります。 ゲインは相当下がっているのに
あまり感じません。 12AU7はさすがに少しVRを上げないと という感じ。でも使えないレベルではない
といった感じでしょうか。

見栄えで言うなら 
12AT7 がよろしい。 ヒーターがよく見えるのである。とてもノスタルジックだ

情緒的に 12A にしてみれば小粒の後輩たちが一緒に光るのはいい気持ち? 見えるほうがよいのでは
真空管のアンプは情緒の物と思う。 劣化した耳では音質、ひずみ等彼岸の彼方の話なのである。

<要注意>
電気的(機械で測った)性能はダイソーの300円アンプにはかないません。

突入電流対策

超簡単PIC要古い真空管には必須

2019/04/04
6FQ7  シングルステレオ