文盲はいけない訳

時は天保  一人の庭師が、突然の夕立に 軒先で雨宿り
そこをとおりかかった 武士が一人いた。
傘を手に持って、軒先で雨宿りしている やつをみて
「 そこのもの、これから届け物にいくな。
ところで、そのほうは、何を届ける?」
「これは御武家様、手前は 主人の言いつけで、お刀を届けに
 あがりますが、なにか?」
「そなたは、文字が読めぬか?」
「はて?」
「あっ これですかい?」
「突然の雨で、お刀は濡らさずにすみましたが、一緒に
届ける様申し使った、お手紙をぬらしてしまいやしたので
ちょいと乾かしております。」
「そうか、しかし、その手紙、文字が足らないので、そなたの
主人は恥をかくことになるが、それで良いか?」

「ホントですかい?」
「わしは書を40年教示している、向島の佐々木と申す。何かあればご主人に
言い訳するがよい。」
「小生が直してしんぜる。」
と言ったかと思うと、持っていた矢立から筆を出すなり、あっという間に書き添えた。
その文とは
「試し打ちにこのもを切るがよろしい。」
 後に続けて
  「しかし、このもの忠義であるからおしい。 お刀がお気にいれば、このものに
 届け賃を心ばかりお渡しねがいたい、そのものの家族なり、子なりさぞかし喜ぶであろう。」

その庭師、帰りにここを通ると、その武士がいた。
庭師はその武士に事の次第を聞き、二度とお家に立ち寄ることは無かったそうである。
100両もらって幸せに暮らしたそうです。

お題は忘却してしまったが、落語の一節である。
このようなことは、世の中に掃いて捨てる程ある。医者のカルテ(ドイツ語でカードのこと)
等である。医者の勉強でもすればそのカードも読んで意味がわかる。
そう考えると、一生勉強しても、いや、いろんな遊びをしても時間が足りないことに
気づく、勉強がキライ等は命を投げ出すに等しいと気づくはずである。
しかし、遊び沢山するとことと無理矢理くっつけなくても良いと思うが、ご愛敬!

いつも、そんな親切な方が居ると限りませんよ。  くわばらくわばら。
73  88

上の数字は無線をおやりになる方は分かる暗号です。

解答 < 73:男性に対するさよなら  88:LOVE & KISS 親愛なるかの女へのさよなら>

もんもう

話の内容については記憶のみで書いているので、差し障りが有る場合は
変更します。ご連絡の程を!

END

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