2017/09.15 書き始め
サンスポット、黒点数の上昇は当分望み薄である。 DXどころではなく、近距離の通信も
7MHzが不安定 3.5は 夕方か、朝 しかも周波数が飛び飛びで アンテナが追い付かない。
そんな中で、ハイバンドははさっさと あきらめ、小型で ノイズがなく、ロウバンドを自由に徘徊できる
アンテナを作ろう。 確かに、現在の1λ+ AH-4 ループ もいいが、 その日のコンディションで
ノイズ、妨害電波 (中国方面からの) など 偏波等 を切り替えたい 。
全く違った発想の アンテナ はなぜか 電波の入り方も違うのである。
全長6m以内 3.5 & 3.7
全長3m 7MHz 回転半径 2.7m 以内
2本立ての超短縮 高性能 アンテナを製作した。
また
これらのアンテナは すべて 1λ loopと比較されその性能のパンツも脱がされました。。
7MHz 広帯域 デルタHAT
7MHz 広帯域 デルタHAT
3.5のHATANTは数回製作しているので 今更 くどくど書きませんが、、 内臓チューナ^-では
3.7MHz はチューニング取れません。 コイルを追加し リレーで切り替え式にしました。
それぞれの 中心周波数では SWR 1.0 ですが 1.5以内は10Kc 程度です。
ただし、内臓チューナーで対応可能になります。
今回初挑戦の 巨大HAT で帯域幅の 拡張を狙いました。
見事に的中で SWR 1.5 範囲は ± 50Kc となり7MHzはチューナーなしの運用が
可能となりました。2.0以内だと±100Kc となります。
(驚異的な数値です。)
下の写真通り いつもの アコーディオンマッチ 全開 素晴らしいマッチングがあって幸せです。
このコイルを伸びチジミすれば 調整終了なのであります。 ちなみに IMP25オームでした。
性能比較はこれからですが、受信の場合は ループのノイズレスにはかないませんが
信号強度は そん色なしで、地域によっては HAT ANTのほうが有利な場合も多々あります。
3.5HMzもそうですが、なぜアンテナによってこんなに 信号強度の差が出るのか不思議です。
ループは大きいのでDPより有利かといえば、そうでもなく、ケースバイ ケース なのであります。
アンテナが複数作れるということは、田舎の強みです。
相変わらず作りが雑なのは 性格ですな!!?
MMANAデータはヘリカル巻が困難なので疑似的に集中定数を使いました。
したがって、MMANAでは正確な運用周波数での帯域幅が計算できません。
よって、実際に作る必要があったのです。
ヘリカルにした場合は集中定数より 10倍帯域幅が広がり SWR 1.5 範囲100kc
となりました。
80mのHATアンテナの性能がLOOPと比較して悪いので、改良 全長9m
ヘリカルHAT 7MHz エレメント長 3m
としました。 2017/10/06
幅3mの3.5MHzHATは少々気に入らなかった。
7MHzアンテナは十分すぎる性能に対して80mはひどいときは10dbも
下がるまた、帯域幅も狭い、という状態。
これは、ボトムローディングが多すぎると判断され、延長することにした。
FRP(旗竿3m)
に対角線1.4mのHAT( 周囲4m一辺1m ) としました。
ヘリカル巻にした場合線材の全長がなんと一辺35m 両端で70mになりました。
これは、少々計算違いで、結局寄せ集めの線材となりましたが、何とか
バンド内に共振させることができました。
結果は 今後の通信実験後 掲載します。
2017/10/15 現在
多くの方にQSOいただいた 結果 フルサイズのループANTと同等の評価をいただきました。
7MHzについては 帯域幅、感度ともループより優れているという評価でした。
黒の部分がローディング部
小型で高性能は、田舎でも都会でも通用する究極のアンテナです。
小型でフルサイズ以上の性能が出せなくては、アンテナメーカーと同じ 意味がない。
無線機では無理だが 立体構造アンテナなら メーカー以上の性能は出せるのである。
性能比較は30m放れた倉庫上に展開している7MHz、3.5MHz 1λ
ループアンテナと比較
して行われた。
二種のHAT(キャパシティハット)を利用している。
( 21MHzの八木ANTの残がい を利用)
三角形と正方形である。 利用目的に合ったものを作るのが原則。
2017・10・17現在
2017/12/03
ja7fcj 佐藤 氏 製作 80mBAND 全幅3m 地上高10m 帯域幅 30Khz
高感度 帯域幅とも フルサイズ ループと比較 関東地方と通信
F層 7MHzまで 赤帯(イオノグラム)
約1dbの差
QSBの周期がかなり違う印象を受けましたが、これほど小型のアンテナでも
十分に通信可能なのである。
2017/12/14現在 JA8CTK(札幌) 製作同型 通信実験 早朝の通信はFB
対角線で2mのハットです。
なんと全幅3m 3.5MHz用 ハットアンテナ
2018/08/27 HAT GP
さらなる性能向上をめざし、3.5 3.7 用 ANT を グランドプレーンに変更
垂直偏波に して 地上高の低さを カバーし さらに 指向性を持たせて
ノイズからも逃げることにした。
2日間の運用であるが 帯域幅を除けばフルサイズ
ループとそん色なく高性能である。
ノイズが減った分了解度はFBだ。 従来の垂直系は接地していたので給電部が低く
ノイズに弱かったが 、ハットアンテナにしたことで シングルラジアルで指向性を持たせ
しかも 垂直利得が2db 確保でき大したもんである。
また 一歩 進化できた。
しかもロータリであるからノイズ などの対応に優れていた。 ノイズはループに比べ
-5db S-2 2個 である。 信号強度はかわらないので 全く すんばらしいとしか言いようがない。
7MHzは変更なし。 というより 3.5の位置 偏波の変更で200Kcほど共振周波数が
上昇した。 再調整を要した。
小型で高性能なアンテナは、看板や 見栄張り用として使う 大型アンテナと違い
たいていは低くて目立たないようにひっそりと設置 されています。
したがって電波の打ち上げ角度が高く ほとんど真上に指向性を持ちます。
近距離用には至って重宝でありますが、遠距離用には使えません。
そこで 遠距離もカバーできるようにしたのが シングルラジアル 高性能 HAT GPです。
最後になりましたが、このアンテナの唯一の欠点
短縮率 50%以上では 多エレメントにしてもその効果はありません。
おそらく
小型で帯域幅が広いということは、 Q が低いということであるためにパラスティックエレメント
にした場合、起電力が不足するためと思われる。
その確認のための実験はしていません。
ただし、50%以下の短縮率の場合は問題なく鋭いビームと利得は確保できます。
14MHzの2ELは実験済みです。
それは帯域幅もとれ 利得も十分でした。それらの材料が7Mhzのアンテナになっただけです。
ハイバンドのコンディションがよくなれば 14MHzのアンテナに復帰するでしょう。