12Cステレオアンプ

終戦まじかに苦肉の策で作られた 双三極管(電力増幅)
なんと12Aを2個無理やり放り込んだ 双三極管です。

作りも悪いので いただいた時にはソケットの中で断線していました。
こじ開けて半田付し、再接続しました。


もう一本あったのですが それは 12Aのガラスケースに2個それこそ無理やり
入れてあったのですが残念なことに、内部での断線のため復活できませんでした。

これ一本しかない!!  一応 電圧をかけて プレート電流は双方とも
流れるのは確認しましたが 不安のまま 制作に取り掛かりました。

日本の勝利を必死になって祈って作られた涙の真空管なのでどうしても復活させて
この平和な日本で音楽を奏でてほしかった。


ピンアサインもわかりませんが それは大きな真空管のことまた、他の真空管の
例からおおよそ検討を付けやってみました。

規格はおおよそ12Aと同一なので回路も前回制作したものとほぼ同じで
作ることとしました。
デザインはとにかく真空管の安全を考えて ヒーターはPWM予熱方式
PICにて20秒間 8%〜80%までの電力で予熱しのちに100%とし
電圧も4.8Vとしました。
もちろん 
DC-DC(降圧型)   B電源 C電源は昇圧型DC-DC390Vまで可変
3台制作しましたが、すこぶるこの方式は良好です。
ただし、12V電源は余裕のあるものを必要とします。
また、ディスクトップPC用の電源は少々雑音が多く改良の必要アリです。
ノート用の19Vは降圧DC-DCにて12Vにし良好に動作してます。
ノイズもすくなく 気に入ってます。
完成して鳴らしたとき 少し涙がでました。 戦争でこの真空管の
音を聞くことができなかった方々の冥福を祈ります。
<参考意見>
記念碑の意味で制作 
決していい音の出る真空管ではなりませんから、買って作ろうなどと思わないでください。
曰く因縁で仕方なし入手した場合のみ制作してください。間違ってもいい音は出ません。

<<真空管の弁>>
ただ、今となり 米国楽曲を鳴らさねばなんのとは、己は 多少の口惜しさはある。
だが、平和な時代はやはり良いことだ。
 

左 12C シングル 1っ本  右12A 二本

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日本しかない12A 2個 仕様 双三極管
12V電源 DC-DCコンバータ仕様

 <<真空管アンプ涙の物語とは>>

未使用の真空管には何の魅力も感じられない。
 
真空管はその経過した
時間に情緒があり 性能には何の価値もない。
               なぜなら機械のような性能を
神は人の耳に与えなかったのだ。

だが、その汚れた袴 (はかま) のしみ傷が、一つの物語を醸し出す。 

外国の真空管をありがたがるのは、ぎぶみーチョコレート 時代の名残、
後生大事に飾ってるだけの憲法と同じ コンプレックス(劣等感)がそうさせる。
キリスト教に改宗せよと コーンパイプの怖いおじさんが今も 朝霞あたりを・・・・・・・・・・・。

ピンアサイン 回路図 は最下段にあります。







真空管付加保護装置 DC-DCは (獣殺しよう±400V 70kc)
12CはPIC使用のPWMによってヒータは10%〜100%、まで1分程度の延滞回路ならびに
ヒーター電圧100%負荷後 

B電源160V転嫁 B電源は
並びに12Aバイアス電源  固定バイアスとしています。